歴史として読み解く啓示──『歴史としての啓示本』で紐解くキリスト教の核心
歴史として読み解く啓示
『歴史としての啓示本』とは?
本書『歴史としての啓示本』(ISBN:9784915832024)は、神学者W・パネンベルクによる傑作『Offenbarung als Geschichte』の第5版を翻訳した一冊です。聖学院大学出版会から1994年11月に刊行され、キリスト教の啓示を単なる信仰の問題としてではなく、歴史的出来事として理解しようと試みる点で画期的な内容となっています。
編著者・訳者について
編著者のW・パネンベルクは、現代神学の巨匠として知られ、多くの著書でキリスト教神学の新しい地平を切り拓いてきました。本書は信頼のおける大木英夫氏ほかによる日本語訳で、原著の精緻な議論がしっかりと伝わる翻訳となっています。
本書の特徴と魅力
- 歴史としての啓示:本書は神の啓示を「歴史」として捉え、人間の歴史のなかでどのように啓示が現れ、理解されてきたかを検証。
- 学際的アプローチ:神学だけにとどまらず、歴史学、哲学、文化研究の視点も交えて議論。
- 深い洞察:信仰者はもちろん宗教学や歴史学を学ぶ人にとっても示唆に富んだ一冊。
誰におすすめ?
- キリスト教の歴史的背景について理解を深めたい方
- 神学・宗教学を学ぶ学生や研究者
- 宗教と歴史の関係に興味がある一般読者
まとめ
『歴史としての啓示本』は、キリスト教啓示の本質を歴史的文脈の中で考察することで、信仰とは何かを新たな視点から問い直す良書です。歴史の流れのなかに見出される神の働きに興味を持つ方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
トランスボーダー大地の力
本ISBN:978-4-915832-02-4 パネンベルク/編 本木 英夫/他訳 出版社: 聖学院大学出版会 出版年月:1994年11月 サイズ: 322P 20cm 人文≫宗教・キリスト教[キリスト教一般] 原書名:Offenbarung als Geschicht原著第5版の翻訳 レキシトシテノケイジ登録日:2013/04/07