戦略の真髄を探る: 誤解を解きほぐす新たな名著

戦略の要諦

高邁なパーパスを掲げても、戦略にはまったく役に立たない。ミッション・ステートメントは戦略策定の足しにならない。そんなものに時間と労力を注ぐのは無駄である。


戦略策定がうまくいかないのは、戦略とはあらかじめ定められた目標、とくに業績目標を実現する方法のことだ、という経営陣の思い込みにある。こうした思い込みを打破し、戦略策定を専任者に任せきりにせず、行動計画を各部門責任者に丸投げしない。


戦略の策定とは意思決定でも目標設定でもない。卓越した優位性も長期的ビジョンも他社との比較も要らない。「戦略の策定」とは克服可能な最重要ポイントを見きわめ、それを解決する方法を見つけることである。

「戦略の戦略家」「戦略の大家」でロングセラー『良い戦略、悪い戦略』著者が、戦略をめぐる誤解を解きほぐした新たな名著。

目次


戦略学の基本

contents 前書き 目次 はじめに フォンテーヌブローの森にて 第1部

課題に基づく戦略と最重要ポイント

第1章

戦略自動作成機は存在しない

第2章

課題を解きほぐす

第3章

戦略は長い旅路である

第4章

どこなら勝てるか

第5章

戦略の不思議の街